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雨が好き
第23章 雷雨
【雷雨】

あの悪夢を見てから、私は高熱を出した。
朝になると、お父さんは『みなと町』を臨時休業にして、私を病院に連れて行ってくれた。

診断は「風邪」だそうだ。

その日はずっと寝て過ごした。
でも、寝てはうなされ、汗びっしょりになって起き、そして、また眠ることを繰り返した。
お父さんが一緒にずっといてくれたけど、なかなか風邪は良くならなかった。

そして、今日、二日目。
朝、体温を測ると、まだ39度だった。
身体のあちこちが痛くて、時折、震えがくる。
ボーっとしているのは多分熱のせいだろう。

そして、やっぱりうとうとすると、嫌な夢を見そうになるのだった。

悪いことに、その日は朝から雷雨だった。
お父さんは、2日もお店をしめられない、ということで、私のことを心配しつつ『みなと町』を開けた。

なので、今日、私は寝室にひとりでいた。
雷鳴が激しく轟く。
横になっていても、大きな雷が落ちて窓ガラスがビリビリと共鳴する度に、私は小さくなって震えていた。
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