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雨が好き
第24章 二人きり

【二人きり】
なんのきっかけか、ふわっと意識が戻った。
重たい布団が身体にかかっている感触。
火照っている身体。
そっと、額に冷たいタオルが触れる。
気持ち・・・いい。
そこで、初めて気がついた。
そうか、蒼人さんが、私の額の汗を拭ってくれたんだって。
カランカランと軽い音がする。
枕元の机に、いつの間にか、氷が浮いた洗面器置かれているみたい。彼が、そこに浸して、絞って、冷たくしたタオルで、私の額を拭ってくれていた。
「蒼人・・・さん」
目をそっと開ける。
そこに、彼がいた。
たった、それだけなのに、なんでだろう、とても嬉しい。
「気がついた?みなとさん」
額を拭われたことで、目が覚めたのかもしれない。
「大分、汗、かいたみたいだね」
言われてみれば髪の毛も汗で濡れているように思えてきた。
あ・・・そういえば、昨日から私、お風呂、入ってない。
すすす・・・と布団の中に顔を沈める。
今更そんなことしても無駄なのだけど。
なんだか、どうしていいかわからない。
変な匂いとか、しないかな?
なんのきっかけか、ふわっと意識が戻った。
重たい布団が身体にかかっている感触。
火照っている身体。
そっと、額に冷たいタオルが触れる。
気持ち・・・いい。
そこで、初めて気がついた。
そうか、蒼人さんが、私の額の汗を拭ってくれたんだって。
カランカランと軽い音がする。
枕元の机に、いつの間にか、氷が浮いた洗面器置かれているみたい。彼が、そこに浸して、絞って、冷たくしたタオルで、私の額を拭ってくれていた。
「蒼人・・・さん」
目をそっと開ける。
そこに、彼がいた。
たった、それだけなのに、なんでだろう、とても嬉しい。
「気がついた?みなとさん」
額を拭われたことで、目が覚めたのかもしれない。
「大分、汗、かいたみたいだね」
言われてみれば髪の毛も汗で濡れているように思えてきた。
あ・・・そういえば、昨日から私、お風呂、入ってない。
すすす・・・と布団の中に顔を沈める。
今更そんなことしても無駄なのだけど。
なんだか、どうしていいかわからない。
変な匂いとか、しないかな?

