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雨が好き
第24章 二人きり

「前は・・・」
私が何かを言う前に、彼が先手を打ってしまう。
はい、と絞ったタオルを渡されたので、私は自分の胸やお腹をそれで拭いて、後手で渡した。
あれ・・・少し私、残念とか・・・思ってしまっている?
でもさすがにそれは・・・。
「蒼人さん・・・ありがとう」
新しいTシャツを身に着けると、先程より大分気持ちが良くなった。
これなら、またよく眠れそうだ。
「じゃあ、こんどこそ・・・。また明日」
そして、最後に彼は言った。
おやすみ・・・みなとさん。
おやすみの声が、私の耳に心地よく落ちる。
世界にこんなにあったかい言葉があったのかと思うほど。
その心地よさのまま、ふわりと、私の心は眠りの夜に落ちていった。
私が何かを言う前に、彼が先手を打ってしまう。
はい、と絞ったタオルを渡されたので、私は自分の胸やお腹をそれで拭いて、後手で渡した。
あれ・・・少し私、残念とか・・・思ってしまっている?
でもさすがにそれは・・・。
「蒼人さん・・・ありがとう」
新しいTシャツを身に着けると、先程より大分気持ちが良くなった。
これなら、またよく眠れそうだ。
「じゃあ、こんどこそ・・・。また明日」
そして、最後に彼は言った。
おやすみ・・・みなとさん。
おやすみの声が、私の耳に心地よく落ちる。
世界にこんなにあったかい言葉があったのかと思うほど。
その心地よさのまま、ふわりと、私の心は眠りの夜に落ちていった。

