この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
雨が好き
第25章 夏の日

【夏の日】
結局、3日ほど寝込み、その後2日ほど不調な日を過ごした後、私の風邪は良くなった。
そして、早1週間が経過した。
いつの間にかお盆が過ぎ、8月も残りの日数のほうが少なくなってきた。
今まで、私は、夏が好きでも嫌いでもなかった。
多分、去年までの私は、夏に5日間、風邪を引いたとしても、なんとも思わなかっただろう。
でも、今年は、違った。
夏が過ぎるのが惜しく感じられた。
いや、正確に言えば、蒼人さんと過ごせる季節がひとつ終わることが、なにかやり残した事があるような気がして怖い・・・という感覚だ、と言ったほうが正しいだろうか?
来年の夏は、今年の夏とは違うかもしれない。
今年の夏に一緒にできることがまだあるかもしれない・・・。
こんな気持になったのは生まれて初めてだった。
そうは言っても、蒼人さんにはお仕事もあるし、それほど特別なイベントがたくさんあるわけでもない・・・。
どうしたら、どうしたら、と焦った気持ちのまま1週間が過ぎた、というのが真相だった。
結局、3日ほど寝込み、その後2日ほど不調な日を過ごした後、私の風邪は良くなった。
そして、早1週間が経過した。
いつの間にかお盆が過ぎ、8月も残りの日数のほうが少なくなってきた。
今まで、私は、夏が好きでも嫌いでもなかった。
多分、去年までの私は、夏に5日間、風邪を引いたとしても、なんとも思わなかっただろう。
でも、今年は、違った。
夏が過ぎるのが惜しく感じられた。
いや、正確に言えば、蒼人さんと過ごせる季節がひとつ終わることが、なにかやり残した事があるような気がして怖い・・・という感覚だ、と言ったほうが正しいだろうか?
来年の夏は、今年の夏とは違うかもしれない。
今年の夏に一緒にできることがまだあるかもしれない・・・。
こんな気持になったのは生まれて初めてだった。
そうは言っても、蒼人さんにはお仕事もあるし、それほど特別なイベントがたくさんあるわけでもない・・・。
どうしたら、どうしたら、と焦った気持ちのまま1週間が過ぎた、というのが真相だった。

