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雨が好き
第27章 星空

【星空】
私が泣いてしまった後、
私達は持ってきたサンドイッチを日陰で食べたり、アイス・カフェラテを飲んだりして過ごした。
日が少し陰ってからは、車で海岸線をドライブしたりした。
のどが渇いたかも、ということで、海岸を見下ろせる高台に車を止め、買ってきた炭酸飲料をふたりで分け合って飲んだ。
蒼人さんは、さっきのことには触れなかった。
私が、なんで泣いたのか、聞いては来なかった。
でも、多分、すごく気にしている。
それだけはよく分かった。
日陰のベンチに座って、海を見下ろす。
「蒼人さん・・・」
キュッと、手にしたコップを握りしめる。
いつかは・・・言わなきゃいけない、こと・・・だと思う。
一度、唇を噛み締めて、決心を固める。
私がお父さん以外、誰にも言えなかったこと。
もしかしたら、嫌われてしまうかもしれないこと。
だから・・・怖い・・・怖いこと。
私が泣いてしまった後、
私達は持ってきたサンドイッチを日陰で食べたり、アイス・カフェラテを飲んだりして過ごした。
日が少し陰ってからは、車で海岸線をドライブしたりした。
のどが渇いたかも、ということで、海岸を見下ろせる高台に車を止め、買ってきた炭酸飲料をふたりで分け合って飲んだ。
蒼人さんは、さっきのことには触れなかった。
私が、なんで泣いたのか、聞いては来なかった。
でも、多分、すごく気にしている。
それだけはよく分かった。
日陰のベンチに座って、海を見下ろす。
「蒼人さん・・・」
キュッと、手にしたコップを握りしめる。
いつかは・・・言わなきゃいけない、こと・・・だと思う。
一度、唇を噛み締めて、決心を固める。
私がお父さん以外、誰にも言えなかったこと。
もしかしたら、嫌われてしまうかもしれないこと。
だから・・・怖い・・・怖いこと。

