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甘いピンクの果実
第1章 元アイドルの女子アナ。生島絵梨花
 朝の陽ざしが店内を照らすはじめた夜明けに秋葉乃秀樹はアルバイトの男子大学生に声をかけレジの裏から事務所兼倉庫のバックヤードにはいる。秋葉乃は神無月県横羽目市神無月区の駅から徒歩十分にあるコンビニエンスストア〈アキノギマート>で店長をしている。机に座り今週の売り上げや発注を確認する。なにげに時間を気にしながらだ。五時四十五分になった。この時間にあわせてバックヤードに足を運んだのだ。リモコンを手に取りテレビをつける。東洋テレビにチャンネルを変えたらちょうど、見たかった番組がはじまった。
 『おはようございます。〇月〇日〇曜日。<モーニンgood>のはじまりです。最新の出来事を詳しく皆様にお伝えしていきますが、その前にひとつだけ説明させてください。あれっと皆様お気づきですよね。」司会の男性アナウンサーがいつもどおり堅苦しい挨拶をしていたがおどけたようにいう。「本日からメイン司会の篠田アナが産休のためおやすみになります。その代りにこちら、本人にご挨拶をしていただきましょうか。皆様もご存じでしょうか。ねっ、エリリン」隣にいる女子アナがいつもとちがうのだ。白のVネックでゆったりした長袖の服にピンクの膝までのスカート姿の女が頭を下げる。肩までの髪が揺れる。
 「本日より篠田アナの代わりに、東洋テレビ<モーニンgood>の司会を務めさせていただきます。東洋テレビ新人アナウンサーの生島絵梨花です。まだ新人で慣れてませんが、無理をせず自分なりにできることからはじめていきたいと思います。これからよろしくおねがいします」そういって頭を下げカメラ目線になる。目鼻立ちがはっきりした美少女だ。そのタイミングでバックヤード裏の従業員専用の扉が開く。
 「あっ、おはようございます。あれ、店長がテレビを見てるのめずらしいですね」早番リーダーの佐藤だ。
 「おはよう。えっ、えっ、なんで早くない」佐藤が今日シフトにはいるのは朝の七時からだ。テレビを消そうと思ったが不自然なのでそのままにしておいた。
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