この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
東京帝大生御下宿「西片向陽館」秘話~女中たちの献身ご奉仕
第3章 女中 千勢(ちせ)

 その日の朝、誠一が洗面から戻ると、「次の間」の手火鉢の前に、いつもの黒灰の綿紬を着た女中頭の幸乃が正座し、入れたばかりの炭火を整えていた。その脇で、同じ綿紬を着て、髪を左右に分けて三つ編みにした女中が、朝餉の膳の支度をしていた。女中は、誠一を見ると、急いで幸乃の脇に正座し、畳に指を突いてお辞儀した。それを見てから、幸乃が話し始めた。

 「吉川様。お早うございます。これは女中の千勢と申します。今週、初めて吉川様のお当番を勤めさせていただきますが、それにつきまして、お願いがございまして一緒に参りました。」

 「お早うございます。ご遠慮なくどうぞ。」

 「お言葉に甘えまして。この千勢は、女中働きをしながらでございますが、女子医学専門学校を目指しておりまして、今は、本郷菊坂にある夜間女学校に通っております。成績も良く、来春は、いよいよ最終の五年生になります。」

 「何と・・・、立派な志ですね。それを聞いたら、幸乃さんのお願いというのも大体分かりました。喜んで協力しますよ。」
/259ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ