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東京帝大生御下宿「西片向陽館」秘話~女中たちの献身ご奉仕
第3章 女中 千勢(ちせ)

富田が、直ぐにでも千勢を抱こうと手を引いて立たせると、千勢はいつもの悪戯(いたずら)っぽい目をして、 「まだご主人様に見て欲しいものがございます。」 と言いながら、恥ずかしそうに後を向くと、エプロンを外してから、メイド服の前ボタンに手を掛けた。
振り返った千勢の胸元を見た富田は、驚いて目を見張った。千勢が着けていたビスチェは、富田が<上海みやげ>に渡したものとは胸当ての部分が異なり、乳房の四分の一ほどを下から押し上げるように支えているだけで、千勢の薄い茶色の乳輪と桜色の乳首が露わになっていた。
「そのビスチェを着けると、千勢の胸がますます綺麗に見えるよ。そのようなものがあることを、私は知らなかった。」

