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東京帝大生御下宿「西片向陽館」秘話~女中たちの献身ご奉仕
第4章 女中 清(きよ)
誠一は、清の言葉を最後まで聞くか聞かないかの素早さで、清の手を引き、寝床に二人で倒れ込んだ。そして、掛け布団を背中に回し掛けながら、そのまま覆いかぶさり、唇を合わせた。同時に、誠一の意識の中には、豊満な乳房を揺らしながら、乳首を強く摘ままれて絶頂に達する清の姿が鮮明に残っていたので、思わず寝間着の前襟に手を入れて、乳首を摘まんだ。すると、清は、舌を絡める誠一の口元を振り払うように、急に頭を左右に振ると、胸元にある誠一の手を押さえた。
「ご主人様。女子(おなご)の体は不思議なものでございます。清の乳首は敏感で、殿方に十分に昂めていただいた後に責められると、一気に昇りつめてしまいますが、早過ぎると痛いだけなのです。折角、抱きしめていただきましたのに、興覚めで申し訳ございません。」
「私の方こそ、申し訳ない。はっきりと教えてもらえて有難いよ。こうすればよいのかな・・・。」