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東京帝大生御下宿「西片向陽館」秘話~女中たちの献身ご奉仕
第4章 女中 清(きよ)
挿入が解かれると、白濁の液が、膝を曲げたまま縛られた脚の内股を伝って落ちた。清は、しばらく荒い息を続けていたが、やがて布団に横顔をつけたまま戸田を横目で見上げながら、 「ご主人様。一段と激しゅうございました。」 と言って、満足そうに微笑んだ。
戸田は、手早く縄を解きながら、 「清は、縛られて悦ぶことを、いつ覚えたのか。」 と訊いてみたが、いつぞや麻縄の手入れのことを訊いた時と同じように、曖昧な笑顔を見せるだけで、答えようとはしなかった。
この夜は、縛りに時間が掛ったのと、短い時間ではあったが激しく清を抱いたことで、戸田は全身に強い気怠さを感じ、清が、口で男根を綺麗にしてくれた後、寝間着を着せてくれるのを朧気に見ているうちに、眠りに落ちた。深夜、少し眠りが浅くなった時に、布団の中に添い寝してくれる清の、柔らかな胸の感触を脇腹に感じたのだった。
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