この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
脳内妄想短編集
第3章 束縛愛

「待ってたよ」

 彼女に向かって微笑む。
 理恵は体を硬直させ、立ちすくんでいた。黒づくめのいでたちの中、彼女の青白い顔だけが、闇の中でぼんやりと浮かび上がっていた。

「杏子ちゃん……」

 何かを言いかけ、口をつぐむ。あたしは理恵に、こっちに来てと顎をしゃくってみせた。
 理恵がためらいがちに、あたしのもとへと近づいてくる。
 車の窓越しに、遙斗の姿を視界に捉えると、はっとしたように動きを止めた。
 その顔が、恐怖に歪む。

「遙斗くん……」

 手を口元に当て、わなわなと震え始めた理恵に、あたしは言った。

「大丈夫、よく眠ってるから。遙斗の体を縛っても、身じろぎ一つしなかったわ。さあ、遙斗を廃墟の中に連れていくの。理恵も手伝ってね」

 理恵は体を震わせ遙斗に視線を向けたまま、何も答えられないようだった。

「そうしたら好きなことをさせてあげる。強姦でも、理恵が集めた動画みたいなことも、なんでも。今まで妄想でしかできなかったこと、全部できるのよ。嬉しいでしょう? 興奮するでしょう? 遙斗の体、好きにしていいんだよ」
/115ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ