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脳内妄想短編集
第2章 水中レッスン

「ねえ、璃子(りこ)! お願い! 私の弟に泳ぎ教えてくれないかなぁ?」
「はあ?」

 とあるファミレスにて。
 料理を注文し終えるなり、高校時代からの親友、佐々木真弓(ささきまゆみ)は、あたしの前で両手を合わせてそんなことを言ってきた。
 あたしはぽかーん。久々に夕飯でもどうよ、なんてメールが来たから、どうしたんだろうと思って来てみたら。それはあたしには、思いもよらない『頼みごと』だった。

「待て待て、なんであたしが? てか、弟さん泳げないん?」
「璃子、確か泳ぎ得意だったじゃん。弟……あ、祐也(ゆうや)って名前なんだだけどさ。前は泳げたんだけど、去年海で溺れかけたことがあって、それから潜るのもダメになっちゃったのよね。水が怖いらしくて」

 真弓が小さくため息をつく。

「時間が経てば水に対する恐怖も和らぐかなって思ってたんだけど、あいつ今年中学一年なんだ。小学校と違って、中学はプールあるし、水泳の授業が始まる前に、克服しないと恥ずかしい思いするのは祐也だからさ」

 真弓はいっきにまくし立てた。言いたいことは、まあ理解できたけど。
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