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脳内妄想短編集
第2章 水中レッスン
「出しちゃえばいいのに」
「いや……です」
弱々しく首を振り、あたしを拒もうとする。
キスも愛撫も、今まで一度もあたしのすることを本気で拒んだことなどなかった彼が、今回ばかりは頑ななのも気に食わなかった。
「そうだよね、今日は気持ちよくなるためにここに来たんじゃないもんね。だったらずっと我慢してたらいいよ」
あたしは彼の分身から手を離し、自分の水着に触れた。下はミニのスカートがついているが、その下には三角ビキニ。そこにはゴム製の紐で作った、リボンが飾りでついている。ただの飾りだし、取ってしまってもなんの問題もなかった。
そのリボンをほどき、あたしはいったん水中に潜って彼の勃起したそれの根元にぐるぐると巻きつけた。
もちろん彼はすぐに抵抗しようとするけど、その前に巻きつけた紐を縛ってほどけないようにした。
「璃子さんっ……、何これ、ほどいてください……っ」
「ほら、練習。まだちょっとしか潜れないんでしょ? あたしより長く潜ってられたら、この紐ほどいてあげる」
ようやく水への恐怖を克服できたばかりの彼に、酷な要求なのは承知していた。