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捥いだピンクの果実
第7章 七話 大人びた女子校生 4
 「なにから話せばいいんだろ緊張する」秋葉乃はベッドに腰かけた。
 「その前に学校を休んだり家からでられなくなる。そういうことはある」鬱かどうか確認したが、菜緒が起き上がろうとしたので「いいよ、寝たままで」でと秋葉乃は制する。
 「ちゃんと話を訊いてほしいから」と菜緒は起き上がる。
 「無理はするなよ」秋葉乃はベッドに上がり壁を背にもたれた。菜緒も隣に壁を背にして。
 「今の質問ですが、そういうことはないです」
 「そうなりそう」
 「そういのとはちがいます」
 「ともだちに相談はできないような問題を抱えてるんだ」
 「ですね」
 「そっか」
 「自分でもどうしたいかなにをしたいのかわからないんです」
 「いえる範囲でいえることはできる」
 「それは」菜緒はかんがえている。いえません。無理です。否定ではない。秋葉乃は急かさずにまった。どれくらい時間が立ったのだろう。菜緒はなにもいわずカバンを漁る。スマホをだして操作する。秋葉乃は黙って見ていた。「これ見てもらったらわかります」
 秋葉乃は手渡されたスマホを見た。まず、おなじ機種だなと思った。画面にはあるサイトが開かれていた。出会い系のサイトだった。こういうの利用してるんだ。といおうとしたら。菜緒が手を伸ばして秋葉乃が手にするスマホを操作する。
 『ニックネーム。NEO。19歳。都内在住。プロフィール。ワタシは女子大に通っている一年生です。大人の人に興味があります。だれかいませんか。金銭のやりとりは無理です』シンプルなプロフィールだ。男性からの問い合わせ人数は三桁いた。
 「歳ごまかして利用しているんだ」菜緒は無言で頷く。「もしかして昨日の人は、このサイトでしりあった人」また菜緒は頷くがスマホに手を伸ばす。
 「この人です」秋葉乃は画面を見た、ふたりのやりとり。さいしょははじめましてからはじまり、自分も都内住みです。すきなタレントはだれ、趣味は、大好物はなに。あたりさわりのないやりとりをメッセージでやりとりをしている。最後の方は男が逢おうと必死さがわかる。ほだされたのか菜緒もいろんな人とやりとりしたけど一番安心しました。逢いましょうかと返信していた。
 「これ見た感じだと、いい人そうだけど逢ったらホテル行こうとかいわれたんだ」
 菜緒を泣き笑いの表情で眼に涙を溜めて頷いた。
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