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やっと、逢えた
第4章 触れるだけで

「で?」
と、葵は俺のことを見る。
「傘を返した時に、
少し指先が触れたよ。
そしたら、彼女の方から、
隣に座っても良いかって訊かれて、
その後、手に触れても良いかって訊かれて…。
気付いたらいきなり顔色が真っ白になって、
倒れたんだよ」と、
起こったことを淡々と説明した。
「よっぽど具合悪そうに感じて、
取り除いてあげようと思ったのかな?
そしたら、とんでもなく白蓮さまの身体と心が酷い状態だったってことですね」
触れられないのか?
俺もある意味、
治す力はあるけど、
彼女に対しては無理なのか?
俺は更に途方に暮れてしまった。
と、葵は俺のことを見る。
「傘を返した時に、
少し指先が触れたよ。
そしたら、彼女の方から、
隣に座っても良いかって訊かれて、
その後、手に触れても良いかって訊かれて…。
気付いたらいきなり顔色が真っ白になって、
倒れたんだよ」と、
起こったことを淡々と説明した。
「よっぽど具合悪そうに感じて、
取り除いてあげようと思ったのかな?
そしたら、とんでもなく白蓮さまの身体と心が酷い状態だったってことですね」
触れられないのか?
俺もある意味、
治す力はあるけど、
彼女に対しては無理なのか?
俺は更に途方に暮れてしまった。

