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やっと、逢えた
第4章 触れるだけで

「白蓮さまは、お医者さんですよ?
まあ、ちょっと変わってるけど。
アタシはカイロプラティックとリフレクソロジー中心で、
マッサージもするけど、白蓮さまは…」
「お医者さま…なんですね?」
彼女は少し噛み締めるように言う。
葵がなんとなく説明してくれたから、
「ここのサロンは、主宰してるだけで、
滅多に治療、ここではしないけどね。
ああ。
今日はお代は結構です。
治せてないばかりか、
倒れてしまったじゃないですか?
それではいただけないです」と俺は続けた。
「でも…」
と困った顔をする彼女に、
俺はこういった。
「葵から少し聴きました。
もし良かったら、
『治験者』になっていただけませんか?
それで、研究にご協力いただいた分の報酬をお支払いさせていただきます」
「えっ?」
「触れると倒れてしまうとか、
自分が体調不良になるとか、
生活するのもご不便でしょう?
原因を見つけて改善したいと思いませんか?」
彼女は下を向いてしまう。
どんな表情をしているのかも見えなくて、
俺はただ、彼女の返事を待った。
まあ、ちょっと変わってるけど。
アタシはカイロプラティックとリフレクソロジー中心で、
マッサージもするけど、白蓮さまは…」
「お医者さま…なんですね?」
彼女は少し噛み締めるように言う。
葵がなんとなく説明してくれたから、
「ここのサロンは、主宰してるだけで、
滅多に治療、ここではしないけどね。
ああ。
今日はお代は結構です。
治せてないばかりか、
倒れてしまったじゃないですか?
それではいただけないです」と俺は続けた。
「でも…」
と困った顔をする彼女に、
俺はこういった。
「葵から少し聴きました。
もし良かったら、
『治験者』になっていただけませんか?
それで、研究にご協力いただいた分の報酬をお支払いさせていただきます」
「えっ?」
「触れると倒れてしまうとか、
自分が体調不良になるとか、
生活するのもご不便でしょう?
原因を見つけて改善したいと思いませんか?」
彼女は下を向いてしまう。
どんな表情をしているのかも見えなくて、
俺はただ、彼女の返事を待った。

