この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
やっと、逢えた
第4章 触れるだけで
「えっ?
夕食とか、ご一緒しなかったんですか?」


館の本宅で親父と食事をしていた葵が、
呆れた顔で俺を観る。


「なんなら、連れて来れば良かったのに」と、
親父も少し残念そうな顔をした。


「どうせ、明日、会えるから」
と言って、
自室に行こうとする俺に、


「日向…という名前が気になるな」と、
親父が呟くように言った。


思わず振り返って、

「気になるって?」と訊くと、


「まあ、追々判るだろう。
縁があるなら尚更」と、
謎かけのようなことを口にした。


まあ、良いか。



俺はそう判断して、
部屋に入ると、
服を脱いでソファに重ねていって、
ベッドに倒れ込んだ。


彼女を家に送るだけで、
物凄く緊張していたらしかったけど、
彼女に握られた手がそれより気になっていた。


何か、毒気をするする吸い取られていくような感覚があった。

逆のことはあっても、
こっちから吸い取られるって一体…?



全てが初めてのことで、
判らないことばかりだった。



そして俺は、
あっという間に深い眠りについてしまった。

こんなことは久し振り、
というより、これまでになかったかもしれないと思いながら、
ぼんやりと彼女の夢を観たような気がした。
/55ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ