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やっと、逢えた
第4章 触れるだけで
彼女は俺が到着する前にマンションのエントランスの処に立っていた。


「ごめん。
寒くなかった?」と車から降りて駆け寄ると、

「今、出たところですよ」と微笑む。


ドアを開けて助手席に座って貰ってから、
自分も車に乗ると、

「先生も早かったですね?
まだ、5分前ですもの」と言った。


車を出して病院に向かう。

彼女となら、
無言も苦痛ではない。
彼女も同じなら良いけどと思う。


役員用の駐車場に車を停めて、
裏手にある直通エレベーターから中に入る。


ここは、俺と親父しか使わない。


土曜日は職員も少ないし、
元々このフロアはヒトも殆ど居ないから、
俺が前を歩いて自分の研究室に向かった。


彼女は静かについてくる。


振り返ると、少し小走りになっている彼女が俺にぶつかる。

よろめいて倒れそうになる彼女を慌てて支えると、


「ごめんなさい。
身長のせいで歩幅が違うみたいで…」と言った。


服越しに支えただけだから、
さほど彼女にダメージはないみたいだった。


ホッとして、部屋に入って、

「ひとまず、そこに座っててください」と言って、
俺は大きい紙袋を取り敢えずデスクに置いた。
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