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やっと、逢えた
第4章 触れるだけで

「まずは、検尿と採血します。
簡易的な検査結果が出るまで、
少し話を聴かせてもらいますね?
朝食などは?」
「血液検査されるのかなと思ったので、
念の為、昨夜から食事は取っていません。
お水だけ、少し飲みましたけど…」
「えっ?
それじゃあ、お腹、空いてるでしょう。
採血したら、先に何か食べますか」
「いえ。大丈夫です」と言いながら、
お腹が鳴るので、
二人で笑ってしまった。
内線で看護師を呼んで、
検査を頼むと、
彼女を連れて一度離席する。
採血は俺がしても良かったけど、
手袋越しでも昨日みたいになるのは心配だし、
取り敢えず慣れてるベテランの看護師に任せてしまった。
ほどなく彼女が戻ってくる。
少し顔色が悪くなっていたので、
ソファに座って貰った。
「あ。
そうだ。
紅茶、持って来たから飲みますか?」と言って、
電気ポットにミネラルウォーターを入れて沸かし始める。
紙袋からあれこれ引っ張り出すと、
「私、やりますね?」とフワリと立ち上がって俺の隣に立つ。
甘い香りが立ち上った気がして、
思わず彼女を見つめてしまった。
簡易的な検査結果が出るまで、
少し話を聴かせてもらいますね?
朝食などは?」
「血液検査されるのかなと思ったので、
念の為、昨夜から食事は取っていません。
お水だけ、少し飲みましたけど…」
「えっ?
それじゃあ、お腹、空いてるでしょう。
採血したら、先に何か食べますか」
「いえ。大丈夫です」と言いながら、
お腹が鳴るので、
二人で笑ってしまった。
内線で看護師を呼んで、
検査を頼むと、
彼女を連れて一度離席する。
採血は俺がしても良かったけど、
手袋越しでも昨日みたいになるのは心配だし、
取り敢えず慣れてるベテランの看護師に任せてしまった。
ほどなく彼女が戻ってくる。
少し顔色が悪くなっていたので、
ソファに座って貰った。
「あ。
そうだ。
紅茶、持って来たから飲みますか?」と言って、
電気ポットにミネラルウォーターを入れて沸かし始める。
紙袋からあれこれ引っ張り出すと、
「私、やりますね?」とフワリと立ち上がって俺の隣に立つ。
甘い香りが立ち上った気がして、
思わず彼女を見つめてしまった。

