この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
やっと、逢えた
第5章 告白

北川が優雅な所作で食後のコーヒーを淹れてサーブする。
「紫さんは、紅茶の方が宜しいのかな?」と親父が言うと、
彼女はそっと微笑んで頷く。
北川が紅茶を淹れるのをぼんやり眺めていると、
「紫さんの血液型は、O型かな?」と親父が突然言う。
「多分…。
でもきちんと調べたことなくて。
病院も苦手で…。
あら。
失礼しました」と彼女はクスリと笑う。
「私も息子もO型ですよ。
O型は、なんだか損な気がしますよね?
他の血液型に輸血出来るのに、
O型以外の血液は輸血出来ない」
親父はそこで話を止めて少し笑った。
俺たちのことを説明するつもりなんだろうか?
俺はかなり緊張していた。
「紫さんは、紅茶の方が宜しいのかな?」と親父が言うと、
彼女はそっと微笑んで頷く。
北川が紅茶を淹れるのをぼんやり眺めていると、
「紫さんの血液型は、O型かな?」と親父が突然言う。
「多分…。
でもきちんと調べたことなくて。
病院も苦手で…。
あら。
失礼しました」と彼女はクスリと笑う。
「私も息子もO型ですよ。
O型は、なんだか損な気がしますよね?
他の血液型に輸血出来るのに、
O型以外の血液は輸血出来ない」
親父はそこで話を止めて少し笑った。
俺たちのことを説明するつもりなんだろうか?
俺はかなり緊張していた。

