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嘘が下手
第26章 過渡期
楽しい時間はあっという間

ほろ酔いでお腹も満たされたので次はヤエコがチョイスしたバーへ

少し距離があったので早足で歩く


雨がパラついてきた

私は首に巻いていた大判の鮮やかな青のストールを頭から被って首に絡めた


ヤエコ『リカさん似合いすぎ!

  日本人に見えない!』

私『よく言われる~!』

マサト『マジでリアル過ぎる!』


誉め言葉とも皮肉ともとれる言い方 


酔った頭ではよくわからなかった。 



マサトも私も外国人に憧れが強い


マサトは若い時ヨーロッパへ1ヶ月程一人旅をした経験がある

バイリンガルの彼女がいたこともある


私もOL時代、外国人のご主人を持つ女性上司に

家族のように可愛がってもらった

元カレの友人にも外国人やバイリンガルが多かった

マサトも私も外国人を見かけると臆せず話し掛ける 


まさか次の店で外国人とおしゃべりするとは思いもよらなかった
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