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嘘が下手
第32章 年下の男

付き合うと決まった途端
ガブからの連絡の回数が減った気がした
電話で話すこともないまま数日が過ぎた
祭仲間から急な飲み会の誘いが入る
わいわいと盛り上がる中
ちょっとした諍いがあって場が白けた
長老のヒデキさんが次に行こうと誘ってくれた
以前行った若いバーテンのいるショットバーに向かった
店の扉を開けると二組の客がいた
若い女性二人、若い女性と中年男性
その中年男性は、私の知り合いだった
私『あれ?ヨシオちゃん?』
ヨシオ『あれ?リカちゃん?』
ヨシオ『ひっさしぶり~!カオリちゃんは元気?』
ヨシオちゃんはカオリさんの若い頃からの知り合いだ
ヨシオちゃんの経営しているスナックでカオリ姐がバイトした事もあった
ヒデキさんやヨシオちゃんの連れの女性を交えて話す
本当に10年以上ぶりだ
何度か通ったのでバーテンのシゲルとも親しくなっていた
私は酔い冷ましにトマトジュースを立て続けに2杯飲んだ
私『シゲル、もう一杯おかわり~!』
シゲル『もう、終わっちゃった!
これだけしかない…』
赤いトマトジュースが少し残ったペットボトルを振ってみせた
私『んじゃサービスでそのまんまのグラスに入れちゃって!』
シゲル『うん!いいよ!』
いつの間にかシゲルは私にタメ口だった
私『シゲ彼女いるの?』
シゲル『うん!いるよ!』
私『年上?』
シゲル『うん!
俺年上じゃないとダメなんだ!』
この手の男は年上も放っておかないよ
ガブからの連絡の回数が減った気がした
電話で話すこともないまま数日が過ぎた
祭仲間から急な飲み会の誘いが入る
わいわいと盛り上がる中
ちょっとした諍いがあって場が白けた
長老のヒデキさんが次に行こうと誘ってくれた
以前行った若いバーテンのいるショットバーに向かった
店の扉を開けると二組の客がいた
若い女性二人、若い女性と中年男性
その中年男性は、私の知り合いだった
私『あれ?ヨシオちゃん?』
ヨシオ『あれ?リカちゃん?』
ヨシオ『ひっさしぶり~!カオリちゃんは元気?』
ヨシオちゃんはカオリさんの若い頃からの知り合いだ
ヨシオちゃんの経営しているスナックでカオリ姐がバイトした事もあった
ヒデキさんやヨシオちゃんの連れの女性を交えて話す
本当に10年以上ぶりだ
何度か通ったのでバーテンのシゲルとも親しくなっていた
私は酔い冷ましにトマトジュースを立て続けに2杯飲んだ
私『シゲル、もう一杯おかわり~!』
シゲル『もう、終わっちゃった!
これだけしかない…』
赤いトマトジュースが少し残ったペットボトルを振ってみせた
私『んじゃサービスでそのまんまのグラスに入れちゃって!』
シゲル『うん!いいよ!』
いつの間にかシゲルは私にタメ口だった
私『シゲ彼女いるの?』
シゲル『うん!いるよ!』
私『年上?』
シゲル『うん!
俺年上じゃないとダメなんだ!』
この手の男は年上も放っておかないよ

