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嘘が下手
第47章 抜け殻
そんなある日
毎年受ける人間ドッグで
乳がんの要再検査の結果通知が届いた
子宮ガンの罹患者であった私でもショックは大きく
すぐに再検査の予約を取った
そして
してはいけないとわかっていたけれど
マモルにメールを送った
心配はしてるけど何も出来ない
言われてしまえば当たり前の内容が返ってきた
どうにもできない気持ちをアツシに投げてしまった
気持ちはすごくわかると返事がきた
実はアツシもまた重大な疾患をを抱えていたのだ
ただなかなかその疾患については語ろうとはしなかった
ある日、今日少し逢えないだろうか?と連絡がきた
待ち合わせの場所に現れたアツシは健康そうに見えた
少しドライブするねと言われたので頷いた
アツシ『実は今、透析の帰りなんだ…』
一瞬返す言葉を失った
私『そ、そうなんだ…
大変だね!どれくらい時間かかるの?』
アツシ『月、水、金で一回4時間くらいかかるんだよ』
その他にもいろんな話をした
バツイチで両親と同居してる
別れた妻の元にいる一人娘はおばあちゃん子なので
毎週のように会いに来ること
来年には母親から臓器提供を受けること
長い付き合いで倦怠期的な彼女がいること
私の話もした
病気のこと
好きだった人とお別れしたこと
夫に対する気持ち
お互いに淡々と話す
2時間ほどおしゃべりしてその日は別れた
そして次回は一緒に飲もうと約束した
毎年受ける人間ドッグで
乳がんの要再検査の結果通知が届いた
子宮ガンの罹患者であった私でもショックは大きく
すぐに再検査の予約を取った
そして
してはいけないとわかっていたけれど
マモルにメールを送った
心配はしてるけど何も出来ない
言われてしまえば当たり前の内容が返ってきた
どうにもできない気持ちをアツシに投げてしまった
気持ちはすごくわかると返事がきた
実はアツシもまた重大な疾患をを抱えていたのだ
ただなかなかその疾患については語ろうとはしなかった
ある日、今日少し逢えないだろうか?と連絡がきた
待ち合わせの場所に現れたアツシは健康そうに見えた
少しドライブするねと言われたので頷いた
アツシ『実は今、透析の帰りなんだ…』
一瞬返す言葉を失った
私『そ、そうなんだ…
大変だね!どれくらい時間かかるの?』
アツシ『月、水、金で一回4時間くらいかかるんだよ』
その他にもいろんな話をした
バツイチで両親と同居してる
別れた妻の元にいる一人娘はおばあちゃん子なので
毎週のように会いに来ること
来年には母親から臓器提供を受けること
長い付き合いで倦怠期的な彼女がいること
私の話もした
病気のこと
好きだった人とお別れしたこと
夫に対する気持ち
お互いに淡々と話す
2時間ほどおしゃべりしてその日は別れた
そして次回は一緒に飲もうと約束した