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嘘が下手
第48章 彼の裏側
それから数日後
アツシとふたりで飲みに出る
透析していても
アルコールの摂取は問題ないんだと言い張るアツシ
心配はした
だけどそこは彼女の領域だからと小言は控えた
アツシの友人の店に行った
ふたりが据わったカウンターに
店主とアツシの友人がこれからバイトだと言っていた
店の名前を聞いて後で行く約束をする
私とアツシはカウンターの下で手を繋ぎ合っていた
恋人同士のように顔を寄せて見つめ合った
マモルのことを忘れるように
アツシを好きになろうとしていたのかもしれない
アツシの出身高校を聞いたらマモルと同じだった
マモルの一つ先輩だった
マモルのことを話した
付き合いはないけど知ってると答えた
そして約束通り友人のアルバイト先に行ってみた
22才の若いママがやっている店だった
ママのアカリは若いしギャルっぽい服装だけど
なんとなく私にはとても大人っぽく見えた
とても素敵な女の子だった
アカリもまた『リカさんみたいなひと大好き!』と
ずっとアツシそっちのけでおしゃべりしていた
だけどアツシとふたりで見つめ合った時
フッとキスしていた
アツシ『俺、これからホテル予約するけど
一緒に部屋で飲もうよ』
その誘いが何を意味するかはわかっていた
最初から私はアツシに抱かれる為についてきた
自分の隙間がこれで埋められると
信じて疑いもしなかった
アツシとふたりで飲みに出る
透析していても
アルコールの摂取は問題ないんだと言い張るアツシ
心配はした
だけどそこは彼女の領域だからと小言は控えた
アツシの友人の店に行った
ふたりが据わったカウンターに
店主とアツシの友人がこれからバイトだと言っていた
店の名前を聞いて後で行く約束をする
私とアツシはカウンターの下で手を繋ぎ合っていた
恋人同士のように顔を寄せて見つめ合った
マモルのことを忘れるように
アツシを好きになろうとしていたのかもしれない
アツシの出身高校を聞いたらマモルと同じだった
マモルの一つ先輩だった
マモルのことを話した
付き合いはないけど知ってると答えた
そして約束通り友人のアルバイト先に行ってみた
22才の若いママがやっている店だった
ママのアカリは若いしギャルっぽい服装だけど
なんとなく私にはとても大人っぽく見えた
とても素敵な女の子だった
アカリもまた『リカさんみたいなひと大好き!』と
ずっとアツシそっちのけでおしゃべりしていた
だけどアツシとふたりで見つめ合った時
フッとキスしていた
アツシ『俺、これからホテル予約するけど
一緒に部屋で飲もうよ』
その誘いが何を意味するかはわかっていた
最初から私はアツシに抱かれる為についてきた
自分の隙間がこれで埋められると
信じて疑いもしなかった