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嘘が下手
第48章 彼の裏側
その後アツシから何度か連絡があった

もう一度と懇願され一緒に飲んだ

そしてまた抱かれたが愛のカケラもなかった

まったく未練は無かった


ある夜ヤエコとふたりでアカリの店に行った

入ってすぐ…初めてアツシと訪れた時に座った場所に

アツシとミルクさんと思われる女性が

寄り添いあって飲んでいた


アカリは目配せして長いカウンターの反対側に案内してくれた


アツシはすぐに気付いて

黙ってこちらを見ているのがわかった


ミルクさんとは面識はなかったのでよかった


しばらくしてヤエコが貧血気味だからと

先に帰った


私は小声でアカリに話しかけた

私『タイミング悪かったね…』


アカリ『私…ああいう男が嫌い!

  女も感じ悪いの!

  店早じまいするから飲みに行こうよ』


アツシ達が帰って他のお客も帰ると

片付けもそこそこにふたりで店を出た


そしてバーで明け方までいろんな話をした

親子程の年齢差だったが不思議と違和感がなかった

アカリとは友達と呼べるほど仲良くなった

その後も時々一緒に飲む友達だ



一年後アツシから手術は無事終わって

退院したと連絡がきた

これから逢えないかと言われたが断った


その日のうちにミルクさんからメッセージがきた


ミルク「もうアツシに構わないで!

  私達幸せにやってます

  お願いだからそっとしておいてください」



私「私からアツシに連絡したことなどありません

  アツシにもう私に連絡しないでほしいと伝えてください」


ミルク「アツシから連絡がきたんですか?

  アツシはそう言ってません!

  私はアツシから大切にされていますから

  もう邪魔しないでください!」


呆れて言葉も出ない


そのまま返事はしなかった

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