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嘘が下手
第16章 理由
ふたりは店の奥のボックスに座った

『マサトさんて私の好きなタイプなの~』

豊満な胸をマサトに押し付け密着する

最初はマサトの太ももにあったルミの手

いつの間にかマサトの股間に移動した

マサトの興奮を確かめるようにゆっくりさする


ベリーダンスやポールダンスのダンサーもやっているルミ

むっちりと…だけどくびれのあるボディライン

その起伏に張りつくようにまとった薄いブルーのワンピース

ざっくり開いた胸元の深い谷間

むせるようなオリエンタルな香り



お気に入りのナンバーがかかったのか

ルミは急にマサトの前で妖艶なダンスを踊り始める

腰をくねり胸を揺らしながら近づいては離れる

大きな胸や尻がマサトの鼻先をかすめる


何度も焦らさたマサトがたまらずに手を伸ばす

その手を掴んだり離したり

まだまだゲームは始まったばかりと言わんばかりに挑発し続ける


一曲踊り終わった後

かいた汗もそのままにルミはマサトの腿に跨るように腰を落とす

そしてどちらからともなくキスをする

最初は遠慮がちにだんだんと深く長く絡めあう


他の客のことなど気にもせず求愛しあうふたり


大きなマサトの手でも余る乳房をもみしだき

零れ落ちた乳首を舌で転がした


ルミは仰け反りながら自分の感じやすい部分を

マサトの硬くなった場所に擦りつける


カオリさんも店の客も見て見ぬふりをする


しばらくは誰も寄せ付けない濃密な時間がそこに流れた

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