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嘘が下手
第20章 撃沈

何があったのかさっぱりわからない
トオルが赤い顔してうつむいて黙っている
カッチャとルミがカオリさんをいさめている
マサトは傍観している
カオリ『トオルはもう帰りなさい!』
店のシャッターの前にトオルを置き去りにしてカオリさんは歩きだした
私一人オロオロ
蚊帳の外だよ…
マサトが説明してくれる
マサト『トオルちゃんカオリさんに向かって
"こんなババァの店なのに高い!"
って言っちゃったの!』
トオルはサラリーマンだけど借金だらけ
遊ぶ金はカオリさんが面倒みてる
私『トオルちゃん余計な事言っちゃったのね…』
マサト『バカだなぁ…』
アンタも利口とは言えないけど
2人で足早にカオリさんを追う

