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嘘が下手
第20章 撃沈

カオリさんに置き去りにされたトオル
カッチャとルミの説得も聞かずにタクシーで自宅に帰ってしまった
5人で朝までやっているカフェに行く
店内の一番奥に案内されてルミとカッチャが奥に座る
ルミはさっきまでマサトに甘えていたのが嘘のようにカッチャと頬をよせあっていた
ルミの反対隣にカオリさん
テーブルの手前には私とマサトが座る
私は酔いが回って頭痛がしてきたのでトマトジュースを頼んだ
それに合わせたようにマサトがレッドアイを注文する
カオリさんが慣れた様子でメニューに載っていない「特製卵スープ」を頼む
私とマサトも同じものを頼んだ
ルミはパスタ、ピッツァ、サラダを注文する。
若いっていいな…
みんなで乾杯!
カオリさんが気を遣って場を盛り上げる。
ルミがカッチャに『あ~ん!』とピッツァを食べさせている
マサトは既に元気がない
マサト『俺朝からゴルフなんだ』
私『そろそろ帰ろうか?』
マサト『うん!』
タクシーをよんでもらい皆に別れを告げて二人で店を後にする
マサト『朝起きれるかなぁ…』
私『お母さんいるんでしょ?』
マサト『おふくろ仕事だから』
モーニングコールして欲しいのかな?
電話しようか?と言いかけてやめた
私『頑張って起きてね!』
マサトの手に自分の手を重ねた
マサトは軽く握ってくれた
絡めた指には力がなかった
マサトを先に送る
マサト『また連絡してね!』
私『うん!わかった!』
連絡しないと思う
早く忘れないと私が壊れていくから
シートにはマサトのぬくもりが残っていた
マサトが撃沈した夜
私も撃沈した夜
カッチャとルミの説得も聞かずにタクシーで自宅に帰ってしまった
5人で朝までやっているカフェに行く
店内の一番奥に案内されてルミとカッチャが奥に座る
ルミはさっきまでマサトに甘えていたのが嘘のようにカッチャと頬をよせあっていた
ルミの反対隣にカオリさん
テーブルの手前には私とマサトが座る
私は酔いが回って頭痛がしてきたのでトマトジュースを頼んだ
それに合わせたようにマサトがレッドアイを注文する
カオリさんが慣れた様子でメニューに載っていない「特製卵スープ」を頼む
私とマサトも同じものを頼んだ
ルミはパスタ、ピッツァ、サラダを注文する。
若いっていいな…
みんなで乾杯!
カオリさんが気を遣って場を盛り上げる。
ルミがカッチャに『あ~ん!』とピッツァを食べさせている
マサトは既に元気がない
マサト『俺朝からゴルフなんだ』
私『そろそろ帰ろうか?』
マサト『うん!』
タクシーをよんでもらい皆に別れを告げて二人で店を後にする
マサト『朝起きれるかなぁ…』
私『お母さんいるんでしょ?』
マサト『おふくろ仕事だから』
モーニングコールして欲しいのかな?
電話しようか?と言いかけてやめた
私『頑張って起きてね!』
マサトの手に自分の手を重ねた
マサトは軽く握ってくれた
絡めた指には力がなかった
マサトを先に送る
マサト『また連絡してね!』
私『うん!わかった!』
連絡しないと思う
早く忘れないと私が壊れていくから
シートにはマサトのぬくもりが残っていた
マサトが撃沈した夜
私も撃沈した夜

