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第1章 プロローグ

鞭を巧みにしならせ、その揺り返しの反動を絶妙にコントロールする権蔵。その動きには熟練の技術と、やよいを弄ぶことへの冷酷な楽しみが滲み出ている。

鞭の先端はシャフトのしなりとフラップのスナップが合わさり、やよいのクリトリスの包皮に小刻みに触れる。その動きはまるで電動バイブのように一定のリズムを刻み、規則的な振動数が彼女の敏感な牝芯を絶えず刺激していた。だが、それは決して完全な満足を与えるものではない。心地よさと焦燥感の間で、やよいを生殺しにする絶妙な加減だった。
「あぁ～～～、いぃ～～～～、いいですぅ～～～～～」
「気持ち、いいぃ～～～～ですぅ～～～～～～」
悦楽に震える声を漏らすやよい。

その声を耳にした権蔵は、冷笑を浮かべながら彼女を見下ろす。その視線には、彼女の反応を嘲笑うような冷たい優越感が漂っている。

鞭の動きは次第に加速度を増し、穂先は彼女の陰核すれすれの、触れるか触れないかという微妙な位置まで移動する。フラップが巻き起こすわずかな風圧が、やよいの陰核をくすぐり、さらなる期待と焦燥を煽る。

くすぐったさに酔いしれながらも、いつそのフラップが陰核に直撃するのかという恐怖がやよいの背筋を凍らせる。だが、彼女の身体はその恐怖と同時に、次の刺激を待ちわびるように震えていた。

権蔵はその微妙な期待を熟知しているかのように、一瞬の間を置いてから、容赦なく彼女の陰核に鞭を振り下ろす。
ピシッ！
鋭い音と共に、彼女の牝芯に焼き付けられる痛み。その一撃は短く、鋭く、的確だった。
「ひゃぅっ！」
やよいの身体が大きく跳ね上がる。その声は痛みと快感が入り混じったものだったが、すぐに再び鞭が細かな振動を繰り返し、彼女の敏感な部分を執拗に弄り続ける。

くすぐったさと痛みの交互の刺激により、やよいの身体は完全に翻弄されていく。細かな振動が彼女の牝芯を徐々に昂ぶらせ、その快感は次第に膣の奥深くへと染み渡っていく。時折繰り出される適宜な一撃が、その快感に鋭いスパイスを加えるたび、彼女は全身を震わせながら新たな波を迎える。
「はぁ、あぁっ、ひぃぃっ・・・！」
快感と痛みに翻弄されるやよいは、唸るような声を漏らしながら、権蔵の鞭にその身を完全に委ねていた。