この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
❤性狂育委員会❤
第1章 プロローグ
やよいが次に目を覚ましたとき、彼女は応接椅子に横たわっていた。
すでに権蔵は身なりを整え、重役椅子に深々と腰掛けている。片手には乗馬鞭を軽やかに振りながら、もう片手で葉巻をくゆらせ、紫煙を静かに吐き出していた。
やよいのブラウスは丁寧に肩から覆っており、脱ぎ捨てられていた衣類はきちんと畳まれ、目の前の応接机に整然と置かれている。
「目が覚めたか・・・」
静かで重みのある声が部屋に響く。
「はい、お父様・・・」
やよいはかすれた声で返事をしたが、身体を動かそうとすると全身に激痛が走る。腰には力が入らず、膝が微かに震えた。

権蔵は葉巻を静かに灰皿に置き、乗馬鞭を引き出しの中へしまい込むと、ゆっくりと立ち上がった。そしてやよいに歩み寄り、優しく彼女の顎をすくい上げると、甘いキスをそっと交わした。
「暫らく休むといい・・・」そう言って彼女の頭をまるで子供を癒すようになでた・・・。
「お父様・・・」
やよいの口からはもっと多くの言葉を話したかったが、いまはただ権蔵との二人だけの静けさを大事にしたかった・・・。
暫しの沈黙が二人の間にながれた。
やよいも、ようやく落ち着き、権蔵に話しかけた。
「お父様、新しい性教育指導要領について、お任せください。」
「うむ、夏休み前に何とかしておきたい。頼んだぞ。」
「はい、お父様・・・。」
権蔵は校長室を出ようとした、ふと立ち止まって、彼女に顔を向けて
「学校では、わしの事は、校長と呼びなさい。いいね・・・」
そう言って、権蔵は部屋を後にした・・・。

第一章 プロローグ ー 完 ー
/75ページ
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ