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愛欲ハーレム・妄想の処女〜琴葉【官能作家・霧山純生の情事】
第2章 オープンマリッジ妻の濃厚セックス
セックスレスの夫婦がお互いの婚外恋愛を認める代わりに、月イチのセックスを必須にするだなんて矛盾している、と思わなくはない。まあ、男と女には色々ある。
「あなたの……霧山純生の新刊、読んだわよ。あれって美月ちゃんの話よね」
「もう読んでくれたのかい」
「だってファンだもの」
不動産関係の仕事の傍らに、私は霧山純生のペンネームで官能小説を書いている。この秋に美月をヒロインに据えた作品を脱稿した。無論、美月本人の承諾を得た上でだ。当の美月は「恥ずかしいから」という理由で読んでくれていないようではある。
美月といえば、妻にあの件を伝えねばならない。
「きみに話しがある。来年、正月明けに、彼女たちを連れて温泉へ行こうと思うのだが」
「温泉?」
「ああ。そうだよ」
行きつけの店の主人から温泉旅館を紹介されたいきさつを話す。妻は時々質問を交えながら興味深そうな表情で聞いていた。
「二泊三日なんて、あなた大丈夫なの」
「何がだい」
「体力よ。二人の若い恋人を相手にするわけでしょう。あなたもわたしも若くないんだから」
「うむ。わかっているさ」
「あなたの……霧山純生の新刊、読んだわよ。あれって美月ちゃんの話よね」
「もう読んでくれたのかい」
「だってファンだもの」
不動産関係の仕事の傍らに、私は霧山純生のペンネームで官能小説を書いている。この秋に美月をヒロインに据えた作品を脱稿した。無論、美月本人の承諾を得た上でだ。当の美月は「恥ずかしいから」という理由で読んでくれていないようではある。
美月といえば、妻にあの件を伝えねばならない。
「きみに話しがある。来年、正月明けに、彼女たちを連れて温泉へ行こうと思うのだが」
「温泉?」
「ああ。そうだよ」
行きつけの店の主人から温泉旅館を紹介されたいきさつを話す。妻は時々質問を交えながら興味深そうな表情で聞いていた。
「二泊三日なんて、あなた大丈夫なの」
「何がだい」
「体力よ。二人の若い恋人を相手にするわけでしょう。あなたもわたしも若くないんだから」
「うむ。わかっているさ」