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愛欲ハーレム・妄想の処女〜琴葉【官能作家・霧山純生の情事】
第18章 妄想の乙女〜異変
「琴葉です。八重山琴葉(やえやまことは)と申します」
「ああ、きみが」
「ここ、座ってもいいですか?」
「もちろん。どうぞ」
立ち上がって椅子を引いてやる。
「ありがとうございます。初めまして」
「こちらこそ。霧山純生です」
黒縁のメガネの奥の大きな目が微笑む。低めの声ではっきりしゃべる女だ。
ショートボブの黒髪に、胸元がシースルーになった黒いワンピース。全体の真面目そうな雰囲気を、首にはめたいかつい黒皮のチョーカーが裏切っている。女もののアクセサリーというよりもSMプレイで使う首輪に近い。というよりもそれそのものだ。見ればわかる。金色の金具に小さな鈴が付いている。
裏切っているといえば、首も肩のラインもほっそりしているのに胸がでかい。太ってもふくよかな体型でもないのに、やたらと胸の豊かさが目立つ。それが妙にアンバランスな色気を醸し出している。
「尾崎さんは、どちらですか?」
「電話が入ってね。店の外で話しているよ」
彼はまだ戻ってこない。すると琴葉が変なことを言った。
「お店の外にはいませんでしたよ」
「えっ」
「ああ、きみが」
「ここ、座ってもいいですか?」
「もちろん。どうぞ」
立ち上がって椅子を引いてやる。
「ありがとうございます。初めまして」
「こちらこそ。霧山純生です」
黒縁のメガネの奥の大きな目が微笑む。低めの声ではっきりしゃべる女だ。
ショートボブの黒髪に、胸元がシースルーになった黒いワンピース。全体の真面目そうな雰囲気を、首にはめたいかつい黒皮のチョーカーが裏切っている。女もののアクセサリーというよりもSMプレイで使う首輪に近い。というよりもそれそのものだ。見ればわかる。金色の金具に小さな鈴が付いている。
裏切っているといえば、首も肩のラインもほっそりしているのに胸がでかい。太ってもふくよかな体型でもないのに、やたらと胸の豊かさが目立つ。それが妙にアンバランスな色気を醸し出している。
「尾崎さんは、どちらですか?」
「電話が入ってね。店の外で話しているよ」
彼はまだ戻ってこない。すると琴葉が変なことを言った。
「お店の外にはいませんでしたよ」
「えっ」