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愛欲ハーレム・妄想の処女〜琴葉【官能作家・霧山純生の情事】
第18章 妄想の乙女〜異変
「さっきわたしが着いたときに、お店の入口付近には誰もいなかったです」
それは……おかしい。
いったいどこまで行ったのか?
そこではたと気づいた。
この状況は以前にも覚えがある。
手の中のスマホが鳴った。彼からだ。
「もしもし。今どこに……」
「すみません、霧山先生。急用ができたんで、あとは琴葉とよろしくやってください。ランチコースの会計は済ませていますから、どうぞごゆるりと」
慌てる私に構わず、それだけで通話が切れた。リダイヤルしても出ない。
「どうかしたんですか?」
琴葉の大きな目が見つめている。尾崎オーナーを問いただすのは諦めた。今は、せっかく来てくれたこの女の子をもてなすべき……。
思い出した。
これは……この状況は、麗奈に初めて会った時にそっくりだ。
友人を紹介したいと、待ち合わせのレストランへ私を連れてきた美月はどこかへ行ってしまい、戻ってこなかった。それは結局、美月と麗奈が共謀して私を騙したのだとあとで判明した。
その時の状況によく似ている。
そういえば麗奈の大学は……そうか、やはり。
それは……おかしい。
いったいどこまで行ったのか?
そこではたと気づいた。
この状況は以前にも覚えがある。
手の中のスマホが鳴った。彼からだ。
「もしもし。今どこに……」
「すみません、霧山先生。急用ができたんで、あとは琴葉とよろしくやってください。ランチコースの会計は済ませていますから、どうぞごゆるりと」
慌てる私に構わず、それだけで通話が切れた。リダイヤルしても出ない。
「どうかしたんですか?」
琴葉の大きな目が見つめている。尾崎オーナーを問いただすのは諦めた。今は、せっかく来てくれたこの女の子をもてなすべき……。
思い出した。
これは……この状況は、麗奈に初めて会った時にそっくりだ。
友人を紹介したいと、待ち合わせのレストランへ私を連れてきた美月はどこかへ行ってしまい、戻ってこなかった。それは結局、美月と麗奈が共謀して私を騙したのだとあとで判明した。
その時の状況によく似ている。
そういえば麗奈の大学は……そうか、やはり。