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愛欲ハーレム・妄想の処女〜琴葉【官能作家・霧山純生の情事】
第27章 妄想の乙女〜妄想の乙女を抱く
ぐったりした琴葉のからだから縄を解いてやろうとしたら、
「このままで……いいの」
大きく息をついている女の唇がささやいた。
「苦しくないのかい」
「大丈夫。先生のね、SMの作品を読んで、縛られてみたかったの」
「……そうなのか」
なるほど。
だとすれば、やはり……このシチュエーションは……。
「失礼だが、よかったらバストのサイズを教えてくれるかな」
「……九十八の……Iカップです」
抱いている腕の中で、恥ずかしそうに答えた。メガネを掛けていない琴葉は大きな目の愛らしい顔立ちをしている。
「それだけのボリュームがあると肩が凝るだろうね。きみの骨格はむしろ華奢なほうだ」
「そうなんです。それに……」
「それに?」
「不愉快なことも多くて。こんなにおっきなおっぱいなんか、わたしは望んでいないのに」
「……うん」
「胸ばっかりジロジロ見られて、痴漢にも狙われるし。道を歩いていたら、知らない男性にすれ違いざまに胸を触れたことも、何度もあります。こんなおっぱい、いらない」
麗奈も同じようなことを言っていた。その美貌に目を奪われた薄っぺらな男たちへの不信と、望んでいない美への嫌悪だ。
「このままで……いいの」
大きく息をついている女の唇がささやいた。
「苦しくないのかい」
「大丈夫。先生のね、SMの作品を読んで、縛られてみたかったの」
「……そうなのか」
なるほど。
だとすれば、やはり……このシチュエーションは……。
「失礼だが、よかったらバストのサイズを教えてくれるかな」
「……九十八の……Iカップです」
抱いている腕の中で、恥ずかしそうに答えた。メガネを掛けていない琴葉は大きな目の愛らしい顔立ちをしている。
「それだけのボリュームがあると肩が凝るだろうね。きみの骨格はむしろ華奢なほうだ」
「そうなんです。それに……」
「それに?」
「不愉快なことも多くて。こんなにおっきなおっぱいなんか、わたしは望んでいないのに」
「……うん」
「胸ばっかりジロジロ見られて、痴漢にも狙われるし。道を歩いていたら、知らない男性にすれ違いざまに胸を触れたことも、何度もあります。こんなおっぱい、いらない」
麗奈も同じようなことを言っていた。その美貌に目を奪われた薄っぺらな男たちへの不信と、望んでいない美への嫌悪だ。