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愛欲ハーレム・妄想の処女〜琴葉【官能作家・霧山純生の情事】
第27章 妄想の乙女〜妄想の乙女を抱く
「きみはかわいい女だ。きみという人格を構成している要素には、今のきみのすべてが含まれている」
「……難しくてわかりません」
「つまり、きみという女にとって、身体と心は不可分なんだよ。もしもどちらかの有り様が現状と異なっていたら、今のきみは存在しなかった」
「存在しなかった……?」
「そうだ。僕とこうして出会うこともなかった。僕にこうやって抱かれることも」
抱いている女が、フフっと小さく笑った。熱い息が私の胸にかかる。
「先生にこうして抱かれているのは、このおっぱいのおかげなんですね」
「そうとも言える」
「それじゃあ、感謝しないと……」
誘うように突き出されたふっくらした唇に唇を重ねた。舌を絡ませ合い、ねっとりしたキスになる。
なかなかキスがうまい。
付き合った男はいるのかと聞いたら、微妙な表情を浮かべ、首を横に振った。
「デートから先に行った人はいません」
要するに、からだが目当ての男ばかりだったという。
経験が僅少なのに、性の知識が豊富だったりキスがうまい理由は「ずっと妄想を膨らませていたから」だと、恥ずかしげに告白した。
「……難しくてわかりません」
「つまり、きみという女にとって、身体と心は不可分なんだよ。もしもどちらかの有り様が現状と異なっていたら、今のきみは存在しなかった」
「存在しなかった……?」
「そうだ。僕とこうして出会うこともなかった。僕にこうやって抱かれることも」
抱いている女が、フフっと小さく笑った。熱い息が私の胸にかかる。
「先生にこうして抱かれているのは、このおっぱいのおかげなんですね」
「そうとも言える」
「それじゃあ、感謝しないと……」
誘うように突き出されたふっくらした唇に唇を重ねた。舌を絡ませ合い、ねっとりしたキスになる。
なかなかキスがうまい。
付き合った男はいるのかと聞いたら、微妙な表情を浮かべ、首を横に振った。
「デートから先に行った人はいません」
要するに、からだが目当ての男ばかりだったという。
経験が僅少なのに、性の知識が豊富だったりキスがうまい理由は「ずっと妄想を膨らませていたから」だと、恥ずかしげに告白した。