この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛欲ハーレム・妄想の処女〜琴葉【官能作家・霧山純生の情事】
第27章 妄想の乙女〜妄想の乙女を抱く
妄想の乙女。そんな一文が頭に浮かんだ。素直で大人しい反面、性への期待と妄想を募らせていた。私の官能小説をすべて読んだそうだ。無論、他の作家の官能作品も。
腕の中の、縄がけされた煽情的な女体が身じろぎした。汗ばんでいる。シャワーを使いたいところだが仕方がない。ちなみにティッシュとコンドームは、ベッドから手が届く位置にちゃんと用意されていた。
静かだった。
もの音ひとつしない。聞こえるのは、女のかすかな息づかいだけ。
セックスしたのにドアも開かない。
しかし、すでに私にはカラクリがわかっていた。慌てることはない。不満があるとすればシャワーが使えないことぐらいだ。
窓の外が薄暗い。腕時計もスマホも取られてしまったから時刻がわからないが、夕方が近いようだ。
さてと。
二回戦めをやるか。
くっついて横たわっている女に覆い被さる。もの問いたげに開いた唇を口づけでふさいだ。
「ん……」
小さな鼻から吐息がもれた。うっとり目を閉じている。
腕の中の、縄がけされた煽情的な女体が身じろぎした。汗ばんでいる。シャワーを使いたいところだが仕方がない。ちなみにティッシュとコンドームは、ベッドから手が届く位置にちゃんと用意されていた。
静かだった。
もの音ひとつしない。聞こえるのは、女のかすかな息づかいだけ。
セックスしたのにドアも開かない。
しかし、すでに私にはカラクリがわかっていた。慌てることはない。不満があるとすればシャワーが使えないことぐらいだ。
窓の外が薄暗い。腕時計もスマホも取られてしまったから時刻がわからないが、夕方が近いようだ。
さてと。
二回戦めをやるか。
くっついて横たわっている女に覆い被さる。もの問いたげに開いた唇を口づけでふさいだ。
「ん……」
小さな鼻から吐息がもれた。うっとり目を閉じている。