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愛欲ハーレム・妄想の処女〜琴葉【官能作家・霧山純生の情事】
第29章 オープンマリッジ夫婦の報告会
自宅での久しぶりの夫婦の団欒にて、遅ればせながら、妻のしのぶに温泉旅行の報告をし、彼女から、若い恋人との旅行の報告を受けた。お互いに事故にもアクシデントにも遭わずに無事だったのを喜んだ。
麗奈の風俗嬢の件を聞いた妻は複雑な表情になった。
「あなたはそれでいいの?」
そう何度も聞かれ、そのたびに、
「麗奈の未来のためだ」
そう答えたものの、やはりモヤモヤする。自分でも納得していないからだ。妻はそれを見透かしている。だから何度も聞いてくるのだ。聞いてはくるが、それについての意見や感想は述べない。お互いの婚外恋人との関係には余計な口出しをしないのが暗黙のルールだからだ。
琴葉の件を話したら大いに笑われた。
「僕が騙されたのがそんなに可笑しいのかい」
「そうじゃなくて、だってあなたは騙されていないでしょう」
「そうだが、なぜそんなに笑う」
「だってあなたったら、いたいけな処女ばかりに好かれているんですもの。あなたの美月ちゃんもそうだし、この私だってそう。あなたが初めての男性だった」
「それはそうだが」
揶揄されても苦笑するしかない。
麗奈の風俗嬢の件を聞いた妻は複雑な表情になった。
「あなたはそれでいいの?」
そう何度も聞かれ、そのたびに、
「麗奈の未来のためだ」
そう答えたものの、やはりモヤモヤする。自分でも納得していないからだ。妻はそれを見透かしている。だから何度も聞いてくるのだ。聞いてはくるが、それについての意見や感想は述べない。お互いの婚外恋人との関係には余計な口出しをしないのが暗黙のルールだからだ。
琴葉の件を話したら大いに笑われた。
「僕が騙されたのがそんなに可笑しいのかい」
「そうじゃなくて、だってあなたは騙されていないでしょう」
「そうだが、なぜそんなに笑う」
「だってあなたったら、いたいけな処女ばかりに好かれているんですもの。あなたの美月ちゃんもそうだし、この私だってそう。あなたが初めての男性だった」
「それはそうだが」
揶揄されても苦笑するしかない。