この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛欲ハーレム・妄想の処女〜琴葉【官能作家・霧山純生の情事】
第29章 オープンマリッジ夫婦の報告会
「それで、琴葉ちゃんのこと、どうするの」
「ああ、うむ。考えているところだよ」
あの日、琴葉を抱いたあとに、尾崎オーナーのミニバンで送ってもらった。その車内で琴葉は私にこう言ったのだ。
「霧山先生の恋人にしてください」
その意味を問うたところ、麗奈の名を持ち出してきた。要するに、私にとっての美月や麗奈と同様の存在になりたいと言う。琴葉の希望に対しての返事は保留した。「考えさせてくれ」と。
「あなたなら……三人の恋人がいても、みんな大切にするでしょうね。そう思う」
「おいおい。簡単に言わないでくれ」
妻の顔は冗談を言っているようには見えなかった。
「私が心配しているのはあなたの身体よ。それだけ。若くないんだから無理しないでね」
「わかっているさ」
「若い子を相手に、薬とかに頼ったらダメよ。心臓に悪いから」
「わかっている」
真顔で心配された。もとより精力剤の類に頼るつもりはまったくない。妻や恋人たちを相手に勃たなくなったら、私は男として終わりだ。常日頃からそう思っていた。
「ねえあなた。今夜、どう?」
「ん? ああ、しようか」
「うん」
「ああ、うむ。考えているところだよ」
あの日、琴葉を抱いたあとに、尾崎オーナーのミニバンで送ってもらった。その車内で琴葉は私にこう言ったのだ。
「霧山先生の恋人にしてください」
その意味を問うたところ、麗奈の名を持ち出してきた。要するに、私にとっての美月や麗奈と同様の存在になりたいと言う。琴葉の希望に対しての返事は保留した。「考えさせてくれ」と。
「あなたなら……三人の恋人がいても、みんな大切にするでしょうね。そう思う」
「おいおい。簡単に言わないでくれ」
妻の顔は冗談を言っているようには見えなかった。
「私が心配しているのはあなたの身体よ。それだけ。若くないんだから無理しないでね」
「わかっているさ」
「若い子を相手に、薬とかに頼ったらダメよ。心臓に悪いから」
「わかっている」
真顔で心配された。もとより精力剤の類に頼るつもりはまったくない。妻や恋人たちを相手に勃たなくなったら、私は男として終わりだ。常日頃からそう思っていた。
「ねえあなた。今夜、どう?」
「ん? ああ、しようか」
「うん」