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第31章 ソープ嬢、人馬宮紫月デビュー〜霧山、泡姫から叱られる

「体験するのが目的であっても、遊びなんかじゃなくて真剣なんですよ！」
「わかっている」
「もう！　まったくっ！　きっとお客様として来るだろうって思ってたけど、デビュー初日の初めてのお客様が霧山先生だなんて、せっかく気持ちを切り替えて取り組んでいるのに、困ります！」
「そのう……すまない」

　まくし立てる麗奈へ、ひたすら詫びた。
　騎乗位でセックスしている女からこっぴどく叱られて謝るなんて初めての体験だ。しかもその女が飛び切りのいい女ときたら……。

「話ってなんですか」
「それが……だ」
「電話とかＬＩＮＥじゃだめなの？」
「ああ、うむ。直接に話したい。もっと前にきみと話したかったのだが、都合が合わなかったからね」
「今のこの状況で話すほどの重大事なんですか？」
「ああ、うん。そうだ」
「……」

　人馬宮紫月こと麗奈が、まくし立てるを中断した。私の肉刀は彼女の濡れた膣のなかで、その蜜襞に温かく包まれている。

「はあ……それでどうします？」

　深くため息をつき、呆れたように聞いてくる。

「どうするって、何がだ」
「即即サービスですよ。このままエッチしますか？　それとも……」