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愛欲ハーレム・妄想の処女〜琴葉【官能作家・霧山純生の情事】
第32章 ソープ嬢、人馬宮紫月デビュー〜愛欲ハーレム
単刀直入に核心に切り込んできた。
「霧山先生を騙したのは許せない。睡眠薬まで飲ませるなんて犯罪です」
「……そうだね」
麗奈は正しい。だが……。
「たとえ騙されていたとしても、琴葉を抱いたのは僕の意思だ。誰からも強制されたのではなく、僕の意思で琴葉の処女を奪ったのだ」
「……それで、どうするのですか」
最初の問いに戻った。
「琴葉が欲しい」
正直に答えた。しばらく沈黙していた麗奈は、
「わたしと美月を失ってもですか」
それは問いではなくて決意だった。私に決断を迫る宣言だ。
どちらを取るか。
琴葉か、それとも麗奈と美月か。
私の答えは……どちらでもない。
「きみと美月を手放すつもりはない」
「それじゃあ、あの妄想ガールを諦めるの?」
「妄想ガール?」
「八重山琴葉ですよ。妄想が過ぎるでしょ」
うまいネーミングだ。
感心し……ている場合じゃない。
「琴葉を恋人にする」
「は? 先生、わたしの話を聞いていましたか」
「麗奈と美月も変わらず僕のものだ」
唖然となった麗奈へ語りかける。
「霧山先生を騙したのは許せない。睡眠薬まで飲ませるなんて犯罪です」
「……そうだね」
麗奈は正しい。だが……。
「たとえ騙されていたとしても、琴葉を抱いたのは僕の意思だ。誰からも強制されたのではなく、僕の意思で琴葉の処女を奪ったのだ」
「……それで、どうするのですか」
最初の問いに戻った。
「琴葉が欲しい」
正直に答えた。しばらく沈黙していた麗奈は、
「わたしと美月を失ってもですか」
それは問いではなくて決意だった。私に決断を迫る宣言だ。
どちらを取るか。
琴葉か、それとも麗奈と美月か。
私の答えは……どちらでもない。
「きみと美月を手放すつもりはない」
「それじゃあ、あの妄想ガールを諦めるの?」
「妄想ガール?」
「八重山琴葉ですよ。妄想が過ぎるでしょ」
うまいネーミングだ。
感心し……ている場合じゃない。
「琴葉を恋人にする」
「は? 先生、わたしの話を聞いていましたか」
「麗奈と美月も変わらず僕のものだ」
唖然となった麗奈へ語りかける。