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愛欲ハーレム・妄想の処女〜琴葉【官能作家・霧山純生の情事】
第33章 ソープ嬢、人馬宮紫月デビュー〜人馬宮紫月、引退する
沈黙が降りた。麗奈はなにも言わない。その柔らかな裸身に腕を回し、抱き寄せる。
「わたしが嫌だと言ったら? どうしますか?」
腕の中の女がささやいた。
「きみは僕のものだ。離さないよ」
「ずるいですよ」
「僕はずるい男なんだ。強欲で罪深い男なんだ」
「ひとつ、わたしの霧山先生に質問があります」
「なんだい」
「わたしと美月と、そして琴葉の三人を、同じ大ききの愛で、霧山先生にとっての百パーセントの心で愛せますか?」
「無論だ。きみと美月と琴葉を同じ大きさの愛で包んでやる」
「奥さまを入れたら四人ね」
「そうだ。四人とも全力で愛す。誓うよ」
「きっとですよ。もしも誓いを破ったら……」
許さないからと、甘い声がささやく。
まだ、この女に伝えねばならぬことがある。
この胸のモヤモヤを消すために。
「麗奈。泡姫なんてやめろ」
「えっ?!」
「客の、どこの馬の骨とも知らん男にきみを……おまえを抱かせるなんて許さない」
「せ、先生……」
よほど驚いたのだろう。横たわっていた麗奈がガバっと跳ね起きた。
「もう一度……言ってください」
「風俗嬢はやめろと言った。今すぐにやめろ」
「わたしが嫌だと言ったら? どうしますか?」
腕の中の女がささやいた。
「きみは僕のものだ。離さないよ」
「ずるいですよ」
「僕はずるい男なんだ。強欲で罪深い男なんだ」
「ひとつ、わたしの霧山先生に質問があります」
「なんだい」
「わたしと美月と、そして琴葉の三人を、同じ大ききの愛で、霧山先生にとっての百パーセントの心で愛せますか?」
「無論だ。きみと美月と琴葉を同じ大きさの愛で包んでやる」
「奥さまを入れたら四人ね」
「そうだ。四人とも全力で愛す。誓うよ」
「きっとですよ。もしも誓いを破ったら……」
許さないからと、甘い声がささやく。
まだ、この女に伝えねばならぬことがある。
この胸のモヤモヤを消すために。
「麗奈。泡姫なんてやめろ」
「えっ?!」
「客の、どこの馬の骨とも知らん男にきみを……おまえを抱かせるなんて許さない」
「せ、先生……」
よほど驚いたのだろう。横たわっていた麗奈がガバっと跳ね起きた。
「もう一度……言ってください」
「風俗嬢はやめろと言った。今すぐにやめろ」