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愛欲ハーレム・妄想の処女〜琴葉【官能作家・霧山純生の情事】
第33章 ソープ嬢、人馬宮紫月デビュー〜人馬宮紫月、引退する
「で、でも、霧山先生は……わたしの未来のためならって」
「撤回する。たとえそうであっても、だめだ。許さない。おまえは私の女だ」
「あ、ああ……」
目を大きく見開いた麗奈が、私の胸に飛び込んだきた。
「もっと早く言ってくれたらよかったのに」
「……そうだな」
「あの時、温泉宿で、わたしが風俗嬢になりたいって言ったときに、そう言ってくれたら……やるな、やめろって……本当は……言って欲しかったのよ。それなのに先生は、くだらない理屈ばっかり、カッコつけちゃってさ」
「済まなかった。僕の悪い癖だ。大人の余裕を見せてやろう、理解力を見せてやろうと、麗奈の言うとおりにカッコつけていたよ」
「先生、ああ、もう」
抱きついている麗奈が鼻をすするのは泣いているからだ。気丈なこの女が……泣いている。
「もう一度言って」
「んん? なにをだい」
「さっき言ってくれたあの言葉よ。言って」
かわいい女め。
何度でも言ってやる。
「麗奈。おまえは私の女だ。誰にも抱かせない」
私を抱きしめている力が強くなった。私も麗奈を力いっぱい抱きしめてやる。
「もっと強く抱いて……」
「こうか」
「撤回する。たとえそうであっても、だめだ。許さない。おまえは私の女だ」
「あ、ああ……」
目を大きく見開いた麗奈が、私の胸に飛び込んだきた。
「もっと早く言ってくれたらよかったのに」
「……そうだな」
「あの時、温泉宿で、わたしが風俗嬢になりたいって言ったときに、そう言ってくれたら……やるな、やめろって……本当は……言って欲しかったのよ。それなのに先生は、くだらない理屈ばっかり、カッコつけちゃってさ」
「済まなかった。僕の悪い癖だ。大人の余裕を見せてやろう、理解力を見せてやろうと、麗奈の言うとおりにカッコつけていたよ」
「先生、ああ、もう」
抱きついている麗奈が鼻をすするのは泣いているからだ。気丈なこの女が……泣いている。
「もう一度言って」
「んん? なにをだい」
「さっき言ってくれたあの言葉よ。言って」
かわいい女め。
何度でも言ってやる。
「麗奈。おまえは私の女だ。誰にも抱かせない」
私を抱きしめている力が強くなった。私も麗奈を力いっぱい抱きしめてやる。
「もっと強く抱いて……」
「こうか」