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愛欲ハーレム・妄想の処女〜琴葉【官能作家・霧山純生の情事】
第3章 温泉旅館で姫初め〜美月の官能
夫婦水入らずでしっぽり過ごした年の暮れから正月が終わり、松の内も過ぎた。予定どおりに、私は若い恋人たちとゆっくりしっぽり過ごすために自宅を車で出発した。
「気をつけてね」
「うむ。ありがとう。きみもね」
見送ってくれた妻は彼女の若い恋人と台湾へ旅行へ。
……夫婦とは、いったいなんだろうか。
何度ともなく胸に去来する複雑な思いを抱きつつ、首都高から中央高速へ、私は一路、美月が待つY県へ向かった。そして、さしたる渋滞にも巻き込まれずに、無論、事故にも遭わず、無事にY県のK駅前のロータリーへ、待ち合わせの時刻である十四時ぴったりに着いた。
美月はすぐに見つかった。見慣れたボブヘアーに、赤いダッフルコートを着てタータンチェックのマフラーを巻き、一人で立っていた。その傍らに旅行用のトランクが置いてある。彼女も私のシトロエンに気づいたようだ。大きく手を振り、その小柄な肢体を弾ませながら小走りにやってくる。
「霧山先生! お疲れさまです!」
「待たせたね。寒かっただろう」
「大丈夫よ。寒いけれど地元ですから」
「気をつけてね」
「うむ。ありがとう。きみもね」
見送ってくれた妻は彼女の若い恋人と台湾へ旅行へ。
……夫婦とは、いったいなんだろうか。
何度ともなく胸に去来する複雑な思いを抱きつつ、首都高から中央高速へ、私は一路、美月が待つY県へ向かった。そして、さしたる渋滞にも巻き込まれずに、無論、事故にも遭わず、無事にY県のK駅前のロータリーへ、待ち合わせの時刻である十四時ぴったりに着いた。
美月はすぐに見つかった。見慣れたボブヘアーに、赤いダッフルコートを着てタータンチェックのマフラーを巻き、一人で立っていた。その傍らに旅行用のトランクが置いてある。彼女も私のシトロエンに気づいたようだ。大きく手を振り、その小柄な肢体を弾ませながら小走りにやってくる。
「霧山先生! お疲れさまです!」
「待たせたね。寒かっただろう」
「大丈夫よ。寒いけれど地元ですから」