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愛欲ハーレム・妄想の処女〜琴葉【官能作家・霧山純生の情事】
第9章 温泉旅館で〜セックスの余韻のなかで、霧山、官能を考察する
抱きついてくる熱いからだを腕の中へ。近づいてくる唇に口づけを。ねっとりしたキスになった。
「麗奈……」
「なあに。先生」
「デリヘル体験で……そのう……客の男の前で……裸になったのか。一緒に……シャワーを浴びたり」
聞いたら、腕の中の女が、ふふっと小さく笑った。
「知りたいですか?」
「まあ、それは……ね」
「プロであるならするべきはずのプロセスをやりましたよ」
「ああ……うむ。そうか」
明白な回答にうなずく。わかりきったことを聞いた私が馬鹿だった。むくっと頭を持ち上げた嫉妬心を無理やりに抑えつける。
「でもね先生」
「なんだい」
「先生が本気でやめろとおっしゃるなら、やりません」
「……なに?」
「先生が"許さない"とおっしゃるなら、風俗嬢は諦めます」
「な、なんだと」
きっぱりした表明にみっともなくたじろいだ。
「先生がお嫌ならやらない」
「麗奈……」
それは……。
「それは、もしや例のゲームなのか? 私は拒否できる。しかしもしも私が拒否したら何か大切なものを失うという、きみのゲームなのか?」
「麗奈……」
「なあに。先生」
「デリヘル体験で……そのう……客の男の前で……裸になったのか。一緒に……シャワーを浴びたり」
聞いたら、腕の中の女が、ふふっと小さく笑った。
「知りたいですか?」
「まあ、それは……ね」
「プロであるならするべきはずのプロセスをやりましたよ」
「ああ……うむ。そうか」
明白な回答にうなずく。わかりきったことを聞いた私が馬鹿だった。むくっと頭を持ち上げた嫉妬心を無理やりに抑えつける。
「でもね先生」
「なんだい」
「先生が本気でやめろとおっしゃるなら、やりません」
「……なに?」
「先生が"許さない"とおっしゃるなら、風俗嬢は諦めます」
「な、なんだと」
きっぱりした表明にみっともなくたじろいだ。
「先生がお嫌ならやらない」
「麗奈……」
それは……。
「それは、もしや例のゲームなのか? 私は拒否できる。しかしもしも私が拒否したら何か大切なものを失うという、きみのゲームなのか?」