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愛欲ハーレム・妄想の処女〜琴葉【官能作家・霧山純生の情事】
第10章 温泉旅館で姫初め〜川崎堀之内トロピカル
「それで、これからどうする。客が呼んだ場所に赴くデリヘルは身の危険がある。送迎のドライバーが待機しているといっても、いざという時に間に合うまい。それに万が一、客の男がきみの知り合いの可能性もある」
「そうですよね。わたしもそう思います」
「ならば……」
「こちらが設定した個室で営業する風俗業のほうが安全…」
私の言葉の先を麗奈が引き取る。
「そうだ。だが……本当にやりたいのか? 麗奈」
「はい。経験してみたい」
「ソープランドだぞ。泡姫のサービス内容は……」
「わかっています」
「うむ。それでもか?」
「ええ。それでも」
きっぱりした返事はいかにも麗奈らしい。決心は固いようだ。しかし私の心は揺らいでいた。
今ならまだ「やめろ」と言える。
やるな、許さないと言える。
しかしその衝動を私の中の理性…もの知った顔を気取った大人の部分が押し止めるのだ。
どちらがこの娘のためになるのか。
麗奈の未来なのか、それとも「たとえどんな理由があろうともほかの男との性行為など許さない」という己のエゴを押し通すのか。
そう、ただのエゴだ。
「そうですよね。わたしもそう思います」
「ならば……」
「こちらが設定した個室で営業する風俗業のほうが安全…」
私の言葉の先を麗奈が引き取る。
「そうだ。だが……本当にやりたいのか? 麗奈」
「はい。経験してみたい」
「ソープランドだぞ。泡姫のサービス内容は……」
「わかっています」
「うむ。それでもか?」
「ええ。それでも」
きっぱりした返事はいかにも麗奈らしい。決心は固いようだ。しかし私の心は揺らいでいた。
今ならまだ「やめろ」と言える。
やるな、許さないと言える。
しかしその衝動を私の中の理性…もの知った顔を気取った大人の部分が押し止めるのだ。
どちらがこの娘のためになるのか。
麗奈の未来なのか、それとも「たとえどんな理由があろうともほかの男との性行為など許さない」という己のエゴを押し通すのか。
そう、ただのエゴだ。