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愛欲ハーレム・妄想の処女〜琴葉【官能作家・霧山純生の情事】
第10章 温泉旅館で姫初め〜川崎堀之内トロピカル
私には妻があり、その事実は美月も麗奈も知っている。
麗奈は私の恋人だ。けれどそこに"今は"という担保がつく。いずれ将来は普通に恋愛をして誰かの妻になる。手放さねばならぬ時が必ずやってくる。美月もそうだ。いずれは老舗料亭の若女将として店を継ぐ未来が待っている。その未来は遠くない。
だから。
「霧山先生は、本当にいいの?」
「ん? なんだ」
「わたしが……風俗嬢になっても」
まるで私の内心の葛藤を読んだかのように言葉を重ねてくる。
「先生に打ち明けたら、叩かれると思っていました。馬鹿者とか罵られて、頬っぺたを叩かれるんじゃないかって」
「私は暴力は振るわないよ。自分の意に沿わないからといって暴力に訴えるのは最低だ」
「……そうですよね。霧山先生はそういう人」
でもと、熱いからだを押し付けてくる。
「やきもちを焼いてくれたのは嬉しかった。それからの…さっきの荒々しいエッチは、いつもの霧山先生らしくなくて、すごく感じちゃった」
「そう……か」
柔らかな熱いからだを抱いてつぶやく。
今ならまだ。
いや。
よそう。
麗奈は私の恋人だ。けれどそこに"今は"という担保がつく。いずれ将来は普通に恋愛をして誰かの妻になる。手放さねばならぬ時が必ずやってくる。美月もそうだ。いずれは老舗料亭の若女将として店を継ぐ未来が待っている。その未来は遠くない。
だから。
「霧山先生は、本当にいいの?」
「ん? なんだ」
「わたしが……風俗嬢になっても」
まるで私の内心の葛藤を読んだかのように言葉を重ねてくる。
「先生に打ち明けたら、叩かれると思っていました。馬鹿者とか罵られて、頬っぺたを叩かれるんじゃないかって」
「私は暴力は振るわないよ。自分の意に沿わないからといって暴力に訴えるのは最低だ」
「……そうですよね。霧山先生はそういう人」
でもと、熱いからだを押し付けてくる。
「やきもちを焼いてくれたのは嬉しかった。それからの…さっきの荒々しいエッチは、いつもの霧山先生らしくなくて、すごく感じちゃった」
「そう……か」
柔らかな熱いからだを抱いてつぶやく。
今ならまだ。
いや。
よそう。