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愛欲ハーレム・妄想の処女〜琴葉【官能作家・霧山純生の情事】
第10章 温泉旅館で姫初め〜川崎堀之内トロピカル
「それで、どこの店で泡姫の体験をするのか決めてあるのか?」
「……」
「麗奈?」
「まだです。歌舞伎町エリアのお店は大学から近いし、吉原のその辺は行ったことがなくて。ほら、変わった名前の……」
「金美館通りだな」
「そう。そうです」
ソープ嬢の具体的な話をしたとたんに、麗奈の声がよそよそしくなった気がした。が、すぐにいつもの声に戻った。気のせいだろう。
「歴史のある吉原は高級店が多いが。やはり東京だからね。きみの知り合いと万が一という点を考慮すると、川崎の堀之内はどうかな。トロピカルという、とあるグループ企業の高級店が軒を連ねている」
「詳しいですね。やっぱり霧山先生は頼もしいわ」
なんでそんなに詳しいのかと突っ込んでこないのが可愛らしい。
「その系列店を経営しているデスティニーグループの統括マネージャーの鷹月(たかつき)へ、きみの要望を伝えよう。たしか"人馬宮"というビジターのソープ嬢専門のクラスがあった。麗奈の要望にも合う」
「ありがとうございます。お願いします」
その統括マネージャーが女なのは言わないでおく。
「源氏名も考えねばならんな。決めてあるのか?」
「……」
「麗奈?」
「まだです。歌舞伎町エリアのお店は大学から近いし、吉原のその辺は行ったことがなくて。ほら、変わった名前の……」
「金美館通りだな」
「そう。そうです」
ソープ嬢の具体的な話をしたとたんに、麗奈の声がよそよそしくなった気がした。が、すぐにいつもの声に戻った。気のせいだろう。
「歴史のある吉原は高級店が多いが。やはり東京だからね。きみの知り合いと万が一という点を考慮すると、川崎の堀之内はどうかな。トロピカルという、とあるグループ企業の高級店が軒を連ねている」
「詳しいですね。やっぱり霧山先生は頼もしいわ」
なんでそんなに詳しいのかと突っ込んでこないのが可愛らしい。
「その系列店を経営しているデスティニーグループの統括マネージャーの鷹月(たかつき)へ、きみの要望を伝えよう。たしか"人馬宮"というビジターのソープ嬢専門のクラスがあった。麗奈の要望にも合う」
「ありがとうございます。お願いします」
その統括マネージャーが女なのは言わないでおく。
「源氏名も考えねばならんな。決めてあるのか?」