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愛欲ハーレム・妄想の処女〜琴葉【官能作家・霧山純生の情事】
第10章 温泉旅館で姫初め〜川崎堀之内トロピカル
「まだです。デリヘルではソフィアとか、イケていない名前でしたけど」
「うむ」
「どうせなら先生が決めてくださいな」
どうせなら?
少々引っかかるが。
「きみは紫色が好きだから、そうだな。紫月(しづき)はどうかな。紫に月と書く」
「紫月……すてきです! さすが霧山先生」
「それから麗奈」
「なんですか」
無邪気にはしゃぐ娘へ目配せする。
「さっきからずっと、襖の隙間から美月が覗いているよ」
「えっ?!」
「しいーっ。大きな声を出すな」
「もう、美月ったら」
麗奈も私も声をひそめた。ふたりでそうっと立ち上がり、薄く開いた襖の両側へ。私の合図で一気に開けた。
「きゃあっ」
転がり込んできた娘が悲鳴を上げた。うつ伏せに倒れ、足をバタバタさせてもがく。まさかいきなり襖が開くとは予想していなかったようだ。
「もう! 覗くなんて、美月ったらエッチなんだから」
「ご、ごめんなさい。えっ。ああっ」
起きあがろうとしたのを抱きかかえ、布団の上に押し倒す。
「お仕置きだよ。美月」
「ごめんなさいっ」
「だめだ。覗き見をしたのと麗奈の件を知っていながら私に言わなかった罰だ」
「うむ」
「どうせなら先生が決めてくださいな」
どうせなら?
少々引っかかるが。
「きみは紫色が好きだから、そうだな。紫月(しづき)はどうかな。紫に月と書く」
「紫月……すてきです! さすが霧山先生」
「それから麗奈」
「なんですか」
無邪気にはしゃぐ娘へ目配せする。
「さっきからずっと、襖の隙間から美月が覗いているよ」
「えっ?!」
「しいーっ。大きな声を出すな」
「もう、美月ったら」
麗奈も私も声をひそめた。ふたりでそうっと立ち上がり、薄く開いた襖の両側へ。私の合図で一気に開けた。
「きゃあっ」
転がり込んできた娘が悲鳴を上げた。うつ伏せに倒れ、足をバタバタさせてもがく。まさかいきなり襖が開くとは予想していなかったようだ。
「もう! 覗くなんて、美月ったらエッチなんだから」
「ご、ごめんなさい。えっ。ああっ」
起きあがろうとしたのを抱きかかえ、布団の上に押し倒す。
「お仕置きだよ。美月」
「ごめんなさいっ」
「だめだ。覗き見をしたのと麗奈の件を知っていながら私に言わなかった罰だ」