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Blue
第6章 ラボ
「来て」

私は彼に後姿を見せながら、リビングの隣の部屋のドアを開け、中に入りました

このマンションは防音が売りで、さらに各戸に防音室があります
そのため、住人は音楽家と思われる人が大半で、中には著名な方もいるようですが、私にはわかりません
このマンションに住めるくらいに、音楽家としての能力と収入がある人か、音楽家を目指す子女が親に用意してもらったような人しかいないと思われます

おそらく、私以外の住人は、ピアノや、何かしらの楽器や、中には声楽に磨きをかけるために、防音室を使っていると思います

私は、子供の頃にピアノを習った程度の薬剤師ですから、この部屋は、完全に無音に浸れる空間として、ヨガと睡眠に使っています

窓は無く、リビングダイニングとの間の壁は、テレビ局のスタジオの完全防音の可動式の仕切のように開き、リビングダイニングの広い窓から、グランドピアノを専門チームのクレーンで運び込んでいるのを一度見かけました

私の防音室は、広い空間の奥の壁にベッドがあるだけの部屋
床には大きめのブルーのヨガマットが敷いたまま
無音で真っ暗な、星の無い宇宙のような空間にもなります

全てを断ち切り、この部屋に移り、公園を歩き、ジムと図書館に通い、この星の無い宇宙のような部屋で寝るようになった半年で、狂ったようにセックスに明け暮れていた生活から浄化されました

そしてここは、今日から、私の研究室
私の頭と心とカラダの闇を埋めるものを探究するためのラボになります

住居内のドアにしては重厚なドアを開き、ブルーのマスクとブラとショーツの私はベッドの端に腰掛け、部屋に入ってきた彼に、

「ドアを閉めて」と指示します
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