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Blue
第4章 ルール
部屋のドアを開け、ブーツを脱ぎ、私は中に入り、立ちすくんでいる彼を振り返らずに

「入って」

というと、少し間をあけて、コンバースを脱ぎ、また少し間をあけて、ドアのロックを回した音がして、一歩入って、また止まりました。

私はそのまま廊下の先の部屋に入り、彼からは見えないソファーでピッタリしたホワイトのパンツを脱ぎました

ブルーのマスク、ブルーの薄手のニットと、締まったウエストの肌の下は、ブルーのショーツ
膝下のストッキングも脱ぎ、玄関でまた固まっている彼が見えるとことまで行き、彼から見えるところに立ち


「見られてあげる」


と告げました
彼は、頬を触った時より固まり、反応できない状態になりました


「見られてあげる。ただし、キミの動きは、私が言った通りにするの。勝手な動きはできないの」


美少年の彫刻は、私と目を合わせ、10秒後に、ようやく、はい、と、いい声を出しました

「じゃあ入って」

私は振り向き、ブルーのニットと引き締まったおしりの線でしかないTバッグになった後姿を見せ、部屋に入り、革のソファーに座りました 

私から部屋に入る動きを指示された彼は、3秒ほどの間を開けて部屋に入ってきました
東京に来て間もない、北アルプスの美少年は、これから起きることも考えられず、私の3m前に立っています

「はい、と言ったのは、間違いない?」

私の目を、少し怯え、何が諦め、委ねる決心をしたような表情で見て、

「はい」

と答えました
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